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横断幕とは?|用途・種類・作り方まで分かる完全ガイド
更新日:2025年10月22日 13:39
横断幕とは?|用途・種類・作り方まで分かる完全ガイド

横断幕とは、横に長い布へ伝えたい情報を文字や絵を記載したものを差します。周囲の人などに記載内容をアピールできるツールで、街や道路などでも活用されているので、目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
この記事では、横断幕の定義や、どのような目的で使用するのかを解説します。また横断幕の活用事例や素材、設置方法、製作時の注意点についても説明するので、横断幕の活用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
横断幕とは何か?定義と目的

前述の通り、横断幕とは側幕や横幕とも言われるもので、横長の布に伝えたい内容を記載して周囲に知らせるための幕のことです。
手に持って掲げたり、建物やフェンスに取り付けて固定したりと幅広い場面で活用できます。横断幕は看板と違い、不要になったらすぐ取り外せるのもポイントです。商品・イベントの宣伝や、スポーツチーム・選手の応援など、スポットで使用したい場合に向いています。
懸垂幕(垂れ幕)との違い
横断幕と懸垂幕(垂れ幕)の主な違いは、形状と活用シーンです。
形状については、横断幕は横に長いのに対して、懸垂幕は縦に長いのが特徴です。
活用シーンの違いとしては、横断幕は主にイベントでの宣伝やスポーツの応援幕として使われますが、懸垂幕は学校やデパート、建設現場など高い建物の壁面に広告として設置する場合が多いです。
横断幕の主な用途・シーン別活用例
横断幕はさまざまな用途やシーンで活用しやすいツールです。適切に設置すると、宣伝や広告の効果を高められます。
横断幕の主な活用例と設置場所を以下の表にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
| 活用例 | 設置場所 |
|---|---|
| イベントでの宣伝 | フェンスなど |
| スポーツチームや選手の応援 | スタンドやフェンスなど |
| 公共の場での注意喚起 | 交差点や道路、歩道橋など |
| 建設現場や工場での自社PRや求人募集のお知らせ | 足場幕・養生幕・現場シートなど |
横断幕をイベント会場などに持ち込んで設置する場合、会場によってはサイズに制限を設けていることがあります。事前に設置場所が分かっているのであれば、製作する前に会場の規約を確認しておきましょう。また道路などの公共の場に横断幕を設置する際は、管轄する警察署へ事前に許可を得なければ、法律・条例違反になることもあるので注意してください。
横断幕に使われる素材とその特長

横断幕に使われる素材には、いくつか種類があります。ここでは、横断幕に主に使われるターポリンとトロマット、それぞれの特長をご紹介します。
ターポリン
ターポリンは、しなやかさと厚みが特長のビニール素材です。合成樹脂フィルムでポリエステル繊維を挟むことで、防水性が高くなっています。雨風に強く、屋外でも長期間使用しやすいため、工事現場での足場幕や養生幕としても使える横断幕を探している場合におすすめです。
トロマット
トロマットは、ポリエステル100%の布製の素材です。のぼり旗でよく利用されているポンジ生地の約2倍の厚みがありながらも、柔らかな手触りが特長となっています。生地自体は軽いので折りたたみやすく、横断幕を持ち運びしたい場合に向いています。屋内はもちろん、短期間であれば屋外でも使用できるため、野球やサッカーなどの部活の応援にもおすすめです。
横断幕のサイズと設置方法の基本

横断幕のサイズは、用途やシーンに合わせて決めましょう。おおよそのサイズを用途・シーン別に以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
| 用途・シーン | サイズ目安 |
|---|---|
| イベントでの宣伝 | 縦60cm×横200cm |
| スポーツチームや選手の応援 | 屋内:縦横対比1:3 屋外:横幅300cm以上 ※会場の規約を必ずご確認ください |
| 公共の場での注意喚起 | 設置場所により異なる ※自治体の条例を必ずご確認ください |
| 建設現場や工場で自社PRや求人募集のお知らせ | ・縦360cm×横180cm ・縦650cm×横120cm ※自治体の条例を必ずご確認ください |
なお横断幕をフェンスなどに取り付けたい場合は、ハトメ加工を施すと便利です。ハトメ加工とは、横断幕の四隅に金属製のリングを取り付ける加工のことで、ロープを通してフェンスなどに簡単に設置できます。
横断幕の製作時に気を付けたいポイント
横断幕を製作する際は、以下の点に気を付けましょう。
・耐久性や持ち運びやすさなど設置場所や用途、期間に合った素材を選ぶ
・設置場所にルールがある場合は確認した上で、サイズを決める
・記載内容が明確な場合は、デザインをベースにサイズを決める
あらかじめ、横断幕に記載する内容が明確になっていた方が、デザインとサイズ、双方のバランスが取れた仕上がりになりやすいです。今回紹介した注意点を参考にしながら、横断幕の製作を検討してみてください。
まとめ
横断幕は横に長い布に伝えたい内容を記載し、周囲に伝えることができる便利なツールです。布に情報を記載して設置するという点では懸垂幕(垂れ幕)と似ていますが、形状や活用シーンに違いがあります。使用用途やシーンに合わせて横断幕と懸垂幕(垂れ幕)を使い分けることでコストを抑えて周囲に宣伝ができます。
また横断幕を製作する際は、屋外と屋内のどちらに設置するか、固定するのか手持ちなのか、どのくらいの長さ設置するのかなどにも目を向けながら、サイズや素材を選んでみてください。
サインパートナーでも横断幕の注文を承っております。印刷から縫製まで自社生産かつ、短納期での納品も可能です。横断幕の活用を検討している方は、ぜひ一度、お問い合わせください。
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