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展示会における「小間(こま)」とは?小間数を決めるポイント
更新日:2025年7月29日 13:23
展示会における「小間(こま)」とは?小間数を決めるポイント
企業などが展示会に出展するブースの広さは小間という単位で表されています。聞き慣れない言葉かもしれませんが、小間は出展する商材のサイズ、数、来場者数、予算などにも関わってくる重要なものです。
本記事では展示会における小間の概要を解説した上で、自社に適した小間数を決めるポイントについて解説します。
展示会における「小間(こま)」とは?
展示会における小間(こま)とは、展示会に参加する各企業に割り当てられた空間のことです。出展企業は、配分された小間の範囲内にブースを設けて、自社をPRしたり、商材を紹介したりします。
小間数によって出展する商材の数やサイズ、人員配置、ブース設営の予算などが変わってくるので、展示会戦略を考える上で重要な要素の一つです。例えば、小間数を増やすことにより、2階建てや天井近くまで届くようなモニュメントを備えた大規模なブースの施工も可能です。
1小間の一般的なサイズ
展示会の小間のサイズは展示会の内容などによって異なります。1小間当たり2.7メートル×6メートルとしているケースや3メートル×3メートルとしているケース、それ以上のサイズを設定しているケースもあるため事前に確認しておきましょう。
ここでは規模の大きさに応じた小間数の目安と、展示ブース例をご紹介します。
小規模(1~3小間)のブース
小規模のブースは、コンパクトなスペース内で製品やサービスの紹介が可能です。アットホームな雰囲気を演出したり、スタッフが来客者にきめ細かく対応したりできます。また小規模でありながらも創造的なデザインの空間に仕上げることで、来場者の注目を集めることも可能です。
中規模(4~6小間)のブース
中規模のブースは広範な製品展示、デモンストレーションに適しています。この規模のブースであれば、来場者に製品を体験してもらったり、プレゼンテーションやトークセッションを聞いてもらったりすることも可能です。また製品体験とプレゼンテーションのコーナーを分ける余裕もあります。
大規模(7小間以上)のブース
大規模のブースは大きいサイズの製品を展示したり、大型のディスプレイで企業や製品のムービーを流したりすることができます。中規模と同様、多くの来場者に製品体験やプレゼンテーションを聞いてもらったりすることも可能です。多数の製品を展示したい場合や、企業イメージを大々的に印象付けたい企業におすすめです。
1小間当たりの出展料の目安
1小間当たりの出展料は展示会の規模や知名度、立地などによって異なります。全国的な知名度があり、かつ規模が大きい展示会は1小間当たり30~50万円、中小規模の展示会は20~30万円が目安となります。
なお出展料は、主催者が展示会ごとに設定するのが一般的です。1小間当たりの正確な金額を知りたい場合は、出展を予定している展示会の主催者に問い合わせてください。
自社に適した小間数を決めるポイント
展示会を成功させるには出展の目的に沿った小間数を確保することが重要です。しかし規模が大きくなればなるほど予算が膨らむため、全体のバランスを見ながら小間数を決めていきましょう。
自社に適した小間数を決めるポイントとして、以下の3つが挙げられます。
- 予算
- 商材のサイズや数
- ブースの位置
それぞれ確認していきましょう。
予算
小間数が増えれば出展料のみならず、人件費、ブース装飾費、設営費などのコストも増えます。予算ギリギリの小間数を選ぶと、その他の予算が不足することもあるので注意が必要です。広々としたブースは来場者の目に留まりやすいものの、スペース全体を埋めるための展示品や装飾の準備を踏まえた上で決めるのがよいでしょう。装飾にかかる費用として、ブースのデザイン料、特注の什器代、ビラやチラシ代、イスや机のレンタル代、製品の搬入費用などが挙げられます。
適切な予算配分で小間数を選択することで、限られた予算内でも効果的なブース運営が可能になります。
商材のサイズや数
小間数を選ぶ際は展示する商材のサイズや数にも着目してください。大きいサイズの商材を展示する場合は、物理的に多くの小間数が必要になります。
商材のサイズに対して小間数が少ないと、圧迫感のある空間になったり人が動きにくい空間になったりします。また小間数が商材のサイズや量に対して多いと、ブースが殺風景になったり、商材の魅力が伝わりにくくなったりするので注意が必要です。
ブースの位置
展示会の小間数はブースの位置も考慮して選択してください。多くの人が出入りするスペース、メイン通路沿いなどにブースを配置する場合、注目度を高めるために多くの小間数の確保が必要です。
一方、人通りが少ない場所にブースを配置する場合は小間数をなるべく減らし、魅力的な展示方法を検討することをおすすめします。
まとめ
自社のブースを成功させるには適切な小間数を選ぶ必要があります。小間数によってブースの規模や展示できる商材の数だけでなく、来場者に与えるブースの印象も変わるためです。
サインパートナーでは、展示会のブースを魅力的にするための商品を多く取り扱っています。例えば椅子カバー(6枚)、テーブルクロス、ロールバナーがセットになったプランであれば、小規模ブースの展示会にすぐに対応できます。その他にもXバナーや不織布バッグ、のぼり旗など展示会を彩るためのアイテムもまとめて依頼することが可能です。
展示会の来場者数はブースの見せ方で大きく変わるケースもあるため、集客率を高めたい場合はサインパートナーへぜひご相談ください。
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