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A型看板を屋外に設置するために気をつけたいこと
飲食店やライブハウスなど、店舗の屋外入り口でよく見かける、横から見ると「A」の形に見える看板をA型看板といいます。両面に情報を乗せられ、高い集客効果を期待できるため、すでに利用している店舗も多いでしょう。
しかし、A型看板を扱うにはおさえておくべきポイントがあります。扱い方によって劣化が激しくなったり、事故リスクがあったりするからです。ここでは、A型看板を綺麗に長持ちさせ、安全に使うためのポイントを解説します。
A型看板を屋外で使用した場合の耐用年数は?
A型看板の屋外耐用年数は、一概に設定することが難しいため、基準を設けているメーカーとそうでないメーカーがあります。
A型看板の「もち」は、天候や日頃行う手入れなど使用環境によってかなり変わってくるからです。さらに、「使用できない状態」について定義するのが難しいことも、耐用年数を設定できない一因です。
しかし、参考にできる情報はあります。それはメーカーが定めている保証期間です。保証期間は「きちんと使用方法を守っていれば、この期間で壊れることは通常ない」とされる目安でもあります。少なくともこの期間より、耐用年数は長いと考えることができるでしょう。 とはいえ、これはあくまできちんと使用方法を守った場合です。取扱説明書をよく読み、適切に扱うことが条件となります。
また、保証内容によっては全額メーカー負担でないこともあるので、あらかじめ確認するのが重要です。メーカーによってはカタログやWebの販売ページに、耐久実績や材質の特徴について記載されている場合もあり、そういった情報も参考になるでしょう。
大切な看板を長持ちさせるためのコツ!
ウエイトを使用してスタンド看板の転倒防止!
ウエイトはいわゆる「重石」で、A型看板の足元に置くものです。看板2枚の内側に置くタイプなどは視覚的に邪魔にならず、おしゃれな看板の雰囲気を損ないません。 たとえば、注水タイプのウエイトは満水にするとかなりの重さとなり、しっかりとA型看板を支えます。水を抜くと軽くなるため、扱いやすく保管しやすいというメリットがあります。
A型看板の転倒を防止するウエイトは、耐用年数を伸ばすのに有効なアイテムです。ウエイトがないと、人がぶつかったり強風が吹いたりして頻繁に看板が転倒し、早く壊れる原因になります。
風で飛んだ看板は、人や車を傷つける可能性があるほか、看板が倒れるだけでも、つまずいた人が転ぶことがあり危険です。ウエイトを使用してA型看板を安全に使用しましょう。
こまめに水を吹き取って劣化防止
屋外・雨天対応のA型看板であっても、水濡れをそのままにしないほうが耐用年数は上がります。また、雨に濡れたまま放っておくと、汚れもだんだん溜まってきてしまいます。少し面倒でも、濡れた看板は拭いてからしまうようにすると、劣化防止につながるでしょう。
また、ポスターを挟み込むタイプのものは、中に湿気や水が入り込むことがあります。しまうときはポスターを一旦取り出し、水滴も丁寧に拭くようにすると劣化を防止できるでしょう。
どうしても水滴を拭くのが面倒なら、A型看板そのものにかぶせるビニールカバーなども利用してもよいでしょう。
ポスターには防水ラミネートが必要
ポスターの水滴を拭くことは前述しましたが、挟むポスターを裸のままにしておかないことは大前提です。 裸のままでは、A型看板の挟み込む箇所に入り込んだ湿気や水滴で、どんどんポスターがヨレていき、かすれや破れの原因となります。
ポスターの劣化防止のためには、あらかじめ防水ラミネート加工をしておきましょう。ポスターも長持ちしますし、劣化したポスターでA型看板が汚れることも避けられます。UV加工の施されたラミネートを選ぶと、ポスターの黄ばみ防止も可能です。
ポスターをラミネート加工するのが難しければ、ポスターを入れる防水シート付きのA型看板を選ぶとよいでしょう。ポスターを差し替えてそのまま看板にセットできるタイプなら、手間がかからないうえに経済的です。
看板リニューアルのタイミングは?
前述したように、A型看板の耐用年数は明確に決まっていません。 また、メーカーが耐用年数を設定していても、それが過ぎるとすぐ壊れるわけでもありません。しかし、あまりに劣化した看板を使い続けると、店舗のイメージダウンになってしまいます。
看板リニューアルのタイミングは、劣化状態を確認して検討しましょう。 ステンレス製であれば、金属のつなぎ目の腐食などが劣化サインとなります。風などで頻繁に倒れていたなら、ゆがみや亀裂が入っているかもしれません。 また、ポスター差し込み部分のアクリル面が紫外線などにより劣化し、もろくなっているなども確認ポイントです。
A型看板のメンテナンスを怠らず、綺麗に長く使おう
A型看板は店頭に置かれていると目立つため、店舗のイメージを左右する「顔」ともいえます。 壊れていなくても劣化した看板を使い続けると、店舗のイメージが損なわれ、集客率に影響するかもしれません。
なるべく劣化を遅らせるには、日頃の扱い方や手入れの仕方がポイントになります。 転倒防止や水濡れケアなど、お手入れ方法は簡単にできるものばかりです。ぜひ、こまめにお手入れしてA型看板を綺麗に長持ちさせましょう。
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