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看板制作の料金相場を解説!注文する際の注意点は?
これまで看板制作をしたことがあるでしょうか。看板を作るときは工程、素材、デザインのそれぞれに費用がかかりますが、業者によっても異なるので見極めが難しいと感じている人もいるでしょう。
予算に合わせて最適な看板を作るには、複数の業者に相談して見積もりを取ることが大切です。ただし、それだけではなく、看板制作のための適切な素材や費用の判断方法についても理解しておく必要があります。この記事では、看板を作るためにかかる費用について説明します。
看板制作の工程ごとにかかる価格
看板制作にかかる費用は、工程ごとに発生します。
具体的には、以下3つです。
- 看板面の原稿に対して発生する費用
- 看板制作の費用
- 取り付けや設置にかかる費用
看板面の原稿に対して発生する費用は、色をどれくらい使用するかによって変化します。費用を抑えたいなら色数を少なくする必要がありますが、反対に予算を気にせず目立つ看板を作りたいなら色数を増やすといいでしょう。
看板制作の費用は、看板を作るために使用する材料費のことです。一般的に、看板制作にかかる3つの費用のうち最も高額となりますが、作る看板のサイズや選ぶ素材によって費用が大きく変化します。
作る看板のサイズが大きくなると使用する材料も多くなるため、費用は高くなります。また、耐久性のある看板を作るには、頑丈な材料を使用しないといけません。
単に壊れにくいだけでなく、雨や雪にも耐えられる看板を作るには、腐食しにくい材料が必要です。そのような条件を備える材料は、他の材料に比べて価格が高い傾向にあります。
取り付けや設置にかかる費用は、看板を実際に取り付ける場所によって変わります。高い位置に設置するとなると専門的な機材や道具の手配が必要になるため、その分費用は高くなるでしょう。
足場が悪かったりスペースが狭かったりして看板を取り付けにくい場合も、取り付けや設置にかかる費用は高めになります。
看板制作の予算の目安
看板制作にかかる費用は、作る看板の大きさ、タイプ、数などによって変化します。そのため、予算ごとにどのような看板を制作できるのか目安を確認しておくとスムーズです。ここでは、看板制作の予算の目安を確認しておきましょう。
たとえば、20万円以下の予算でも、小さい看板なら複数制作できます。選べる看板の種類も豊富で、たとえばパネル看板やスタンド看板も制作可能です、金属製の銘板、切り文字看板、カルプ文字の制作も依頼できるでしょう。さらに、窓や壁に貼りつけられる窓ガラスシートやカッティングシートにも対応してもらえます。
予算が20~50万円程度になると、目立つ大きな看板を1つ制作できます。建物の正面に取り付ける欄間看板はもちろん、建物から突き出すように設置する袖看板も制作可能です。部分的な看板をリニューアルする際も、20~50万円程度の予算で依頼できます。
50~80万円程度の予算があれば、新規開業や新規開店の際に必要となる置き看板、欄間看板、袖看板の制作をまとめて依頼できるでしょう。外照式のパネル看板を取り入れた看板全体のリニューアルを実施することもできます。
80~100万円程度の予算なら、こだわりが詰まった立体看板やオブジェの制作にも対応してもらえます。小型店であれば、看板全体をフルリニューアルすることも可能です。 さらに、予算が100万円以上ある場合は、大きな看板をいくつも制作したり、看板全体のフルリニューアルを行ったりできます。
その際は工作物の確認申請や屋外広告物申請も必要になりますが、それらも含めて依頼できます。申請に必要な構造計算も専門家がきちんと対応してくれるので、スムーズに看板を設置できるでしょう。
看板素材ごとの価格
看板制作にかかる費用は、使用する素材の種類やその組み合わせによって大きく変化します。ここでは、一般的によく看板に用いられる素材について、価格の相場を確認しましょう
看板によく使用される素材の組み合わせとしては、アルミ枠看板とスポットライトがあげられます。ライトで看板を照らせるので、夜間でも店を目立たせられます。
アルミ枠看板にUVラミネート加工などを施したうえでスポットライトを設置した場合、価格は16万円程度となるでしょう。また、アルミ枠看板にスポットライトを取り付けたうえで窓にウィンドウサインを施す場合もあります。ウィンドウサインを追加した場合の価格は、18万円程度です。
さらに、カルプ文字による立体的な看板にLEDスポットライトをつけるケースも多いです。カルプ文字による立体的な看板はアルミ枠看板に比べて安いので、8万円程度で設置できるでしょう。
なるべく予算を抑えて看板を作りたい場合、プレート看板を選ぶ人もいます。看板を設置する周辺が明るければ、プレート看板でもしっかり店の存在をアピールすることは可能です。プレート看板の価格は4万円程度からとなっています。
看板制作にかかる費用は、素材によってそれぞれ違いがあります。ただし、すでに紹介したとおり、看板制作にかかる費用は大きさや設置場所によっても大きく変化するでしょう。紹介している価格はあくまでも目安なので、参考程度に考えてみてください。
看板の適正価格を見極め方
看板には単に店の名前を表示する役割だけでなく、店を周知する宣伝の効果も期待できます。設置してから長い期間を経て、着実に店の存在を周知することが可能です。潜在的な顧客の増加を期待できるため、看板を購入する際は備品や設備というよりも、「投資」として捉えたほうがいいでしょう。
もちろん、投資として捉えるからには、ただ費用をかければいいというわけではありません。仮に設置にかけた投資額を3年以内に回収できるなら、看板に投資する価値はあるといえます。
投資にかけた費用を何年で回収できるかについては、「看板の設置によって得られると予測できる利益」で「看板の設置にかけた投資額」を割ると計算できます。仮に計算結果が1より小さくなれば、投資した費用は1年以内に回収できる可能性が高いということです。
たとえば、看板の設置により年間100組の顧客が店に訪れたとしましょう。1組あたりの平均単価を1万円とすると、「看板の設置によってで得られると予測できる利益」は100万円です。
「看板の設置にかけた投資額」が120万円だった場合、投資にかけた費用を回収するのにかかる期間は、「120万円÷100万円=1.2年」だとわかります。
看板による効果は業種や店の立地によっても変化します。看板を設置するなら、実際の状況を踏まえて集客につなげられるようにしましょう。そのためには、投資した費用をスムーズかつ着実に回収できる看板を選ぶ必要があります。
看板制作の料金相場と注意点 まとめ
看板制作の価格は、原稿、素材、設置などのそれぞれにどの程度の費用がかかるかによって決まります。サイズや数によっても費用は変化するため、しっかり見積もりをとって複数の業者を比較することが大切です。
また、看板の適正価格を見極めるためには、看板の設置によってどの程度の集客が見込めるか確認する必要があります。看板によって店に訪れる人の数を増やせるなら、看板は投資と考えて設置すると効果的です。実際に計算してみて、3年以内に回収できる金額を看板の予算として設定するといいでしょう。
看板の制作・販売専門店の「サインパートナー」なら、注文後から出荷までトータルでお客様の看板製作をサポート。ご要望にもしっかり寄り添います。
新しく看板を制作したいと考えているなら、「サインパートナー」で相談してみるのがおすすめ。効果的な看板を制作してスムーズな営業につなげましょう。
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