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紙の厚さの単位とは? 紙厚・坪量・連量の違いと用途に応じた選び方を解説
更新日:2026年8月17日 15:08
紙の厚さの単位とは? 紙厚・坪量・連量の違いと用途に応じた選び方を解説

印刷物を注文する際に「kg」や「μm」などの表記を見て、どのような違いがあるのか分からず迷った経験がある方もいるのではないでしょうか。紙の厚さは、製作物の印象や耐久性などに影響するため、用途に合ったものを選ぶことが重要です。
本記事では、紙の厚さを表す「紙厚(μm・mm)」「坪量(g/㎡)」「連量・斤量(kg)」の違いやそれぞれの特徴、紙の厚さを選ぶ際のポイントについて分かりやすく解説します。記事の最後では印刷物ごとの厚さの目安も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
紙の厚さを表す単位の種類

紙の厚さは、主に「紙厚(μm・mm)」「坪量(g/㎡)」「連量・斤量(kg)」の3つの単位で表されます。同じ紙でも複数の単位で表記される場合があるため、それぞれの意味を理解しておきましょう。
紙厚(μm・mm)
紙厚とは、紙1枚の実際の厚みを表す単位です。専用の測定器で計測した数値であり、紙そのものの厚さを直接比較したい場合に使用されます。
紙は1mmにも満たないものがほとんどで、一般的には「μm(マイクロメートル)」と表記されます。1μmは0.001mmであり、1mmの1,000分の1です。
坪量(g/㎡)
坪量(つぼりょう)とは、1㎡当たりの紙1枚の重さを表す単位です。「米坪」や「メートル坪量」とも呼ばれ、印刷用紙やコピー用紙などの仕様を示す指標として広く使用されています。
坪量は紙の重さを表す単位ですが、一般的には同じ種類の紙であれば、坪量が大きいほど厚みが増す傾向です。そのため、印刷用紙の厚さを判断する際の目安として用いられることもあります。
連量・斤量(kg)
連量(れんりょう)とは、一定サイズの原紙を1,000枚積み重ねたときの重さを表す単位です。製紙会社や印刷会社では、紙を大量に取り扱うため、この表記が広く使用されています。
また尺貫法に由来する「斤量(きんりょう)」という呼び方もありますが、現在ではほぼ同じ意味として扱われています。紙を1枚ずつ管理するよりも、まとまった重量で管理した方が取引しやすいことから、印刷業界ではkg表記が定着したのです。
紙の厚さを選ぶ際のポイント
紙の厚さは、数値だけを見て選べばよいわけではありません。印刷物の用途や紙質、原紙サイズなどを総合的に考慮することで、見た目や使い勝手に合った用紙を選びやすくなります。
ここでは、紙の厚さを選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説します。
用途に応じて適した厚さを選ぶ

紙の厚さは、印刷物の用途に合わせて選ぶことが大切です。発行部数や保管期間、かさばりにくさ、手に取った相手に与えたい印象などを考慮すると、目的に合った用紙を選びやすくなるでしょう。用途に適さない厚さを選ぶと、郵送コストがかさんだり、ポストに入りにくくなったりする場合があるため注意が必要です。
薄い紙はコストを抑えやすい反面、裏写りしやすく折り加工が難しい場合があります。一方、厚い紙は重厚感があり、長期保存にも適していますが、インクが乾きにくく、折り加工や製本時にインクが剥がれる「背割れ」が起こりやすくなります。それぞれの特徴を理解し、目的に合った厚さを選びましょう。
連量は原紙サイズも確認する

連量を見る際は、原紙サイズも確認することが重要です。先述の通り、連量は一定サイズの原紙1,000枚の重さを表しているため、基準となる原紙サイズが異なると、同じ厚さでも数値は変わります。
主な原紙サイズには、四六判(788×1091mm)や菊判(636×939mm)、A列本判、B列本判があります。例えば、四六判90kgと菊判62.5kgは、どちらもほぼ同じ厚さの紙です。そのため、数値だけを見ると異なる厚さのように感じられるかもしれません。
印刷会社で「90kg」と表記されている場合は、四六判連量を指すケースが一般的です。必要に応じて坪量や紙厚へ換算した一覧表も参考にすると、厚さを比較しやすくなるでしょう。
厚さだけでなく質感も考慮する
紙を選ぶ際は、厚さだけではなく紙の質感も重要なポイントです。同じ連量や坪量でも、紙の密度や表面加工によって、実際の厚みや手触りは異なります。
例えば、写真やイラストを鮮やかに表現したい場合は、色の再現性に優れたコート紙(光沢紙)が向いています。また文字を読みやすくしたい場合はマット紙、書き込みやすさを重視したい場合は上質紙が適しているでしょう。
紙質によって光沢や反射のしやすさ、筆記性なども変わるため、用途やデザインに合わせて質感と厚さを選ぶことが大切です。
【用途別】印刷物に適した紙の厚さの目安
印刷物に適した紙の厚さは、用途によって異なります。以下は一般的な目安です。
| 用途 | 厚さの目安(1枚当たり) | 連量の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| チラシ(新聞折込) | 約0.07mm | 約53〜58kg | 大量配布向けでコストを抑えやすい |
| チラシ(ポスティング)・コピー用紙 | 約0.08〜0.09mm | 約70〜90kg | 扱いやすく、一般的な印刷物に適している |
| パンフレット・カタログ | 約0.11mm | 約90〜110kg | 持ち帰りを想定した適度な厚みがある |
| ポスター・会社案内 | 約0.14〜0.15mm | 約110〜135kg | 丈夫で高級感のある印象を与えやすい |
| はがき・名刺・DM | 約0.18〜0.30mm | 180〜220kg程度 | 折れ曲がりにくく、長期保管にも向いている |
ただし、実際には用紙の種類や印刷会社によって異なる場合があるため、あくまでも参考として活用しましょう。迷った場合は、用紙サンプルを確認したり印刷会社へ相談したりすると、目的に合った用紙を選びやすくなります。

まとめ
紙の厚さを表す単位には、「紙厚(μm・mm)」「坪量(g/㎡)」「連量・斤量(kg)」があります。それぞれ意味が異なるため、しっかりと理解した上で使い分けることが大切です。また印刷物に使用する紙を選ぶ際は、厚さだけではなく質感も考慮すると、目的に合った仕上がりになりやすいでしょう。
サインパートナーでは、スタンド看板やバナースタンド、横断幕、パネルなど、用途に応じた販促ツールの製作に対応しています。4万点を超える豊富な商品を取りそろえ、使用環境や設置場所に合わせた製品選びについてもご相談いただけます。看板などの販促ツールの製作をご検討中の方はお気軽にお問い合わせください。
【参考URL】
https://www.trade-sign.com/magazine/3409/
https://www.kaunet.com/kaunet/column/000228.html
https://www.nakagawa-mfg.co.jp/column/89
https://visipri.com/products/poster/poster_info_mm.html
https://tlp.jp/column/20180731/
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