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バーの看板のデザインの種類を解説!ネオン・手書き・手作りのやり方は?
バーの看板は店の顔ともいえる存在であり、集客力に大きな影響を与えるポイントです。店の外観のなかも特に目を引く看板のデザインに力を入れ、店の魅力や特徴を一目で伝わるデザインにすることで、効率的な集客につながるでしょう。
この記事では、看板のデザインを考える際に押さえておくべき知識や、デザインの種類について解説します。また、ネオンや手書き、手作りのやり方も紹介するので、ぜひ看板製作の参考にしてください。
看板のデザインを選ぶ
看板のデザインを選ぶうえで知っておきたい、いくつかの前提事項があります。ここからは、看板が設置できる場所や、どんな要素が看板を目立ちにくくさせるのかといったことについて解説します。
どんな印象にしたい?
見た人にどんな印象を与えたいのかによって、看板の適したデザインは異なります。また、看板の印象は実際の店の雰囲気に合わせる必要があります。看板に惹かれて入った店が看板の印象とまったく違う雰囲気だと客は裏切られたような気分になり、2度目の来店につながらないでしょう。
例えば、店のスタイリッシュな雰囲気を伝えたいときは、メタリックな質感のデザインなどがおすすめです。リラックスできる隠れ家的な店なら、なるべく目立たないサイズ感の看板で、使う材料も内装に合わせて工夫をしましょう。
建物の制限を確認、どこに看板が出せるか
看板の掲示については、建物ごとに一定の制限を設けている場合があります。そのため、テナントを借りるときは、どこに看板が出せるのかをオーナーに前もって確認することが重要です。事前に確認しておきたいポイントは以下の4点です。
- 看板使用料
- 看板の設置位置
- 看板の種類
- 屋外広告物条例ガイドライン
建物によってはテナントの家賃とは別に看板使用料を支払うことになる場合があります。また、オーナーの意向次第で、看板の設置できる位置が限定されることもあるでしょう。窓や壁に看板を掲げるのが禁じられていたり、雰囲気を壊さないために看板が完全に禁止だったりする場合もあるので要注意です。
さらに、ビス止めが禁止されていれば重い看板は支えられないので、カッティングシートのような軽い材料で作ることになるでしょう。その他、自治体ごとに景観保護などの理由で看板の掲示が制限されているケースもあるので注意が必要です。
看板を見にくくさせるマイナス要素は?
看板の役割は店舗の認知を促すことです。看板が見にくい状態だと店舗の存在を知ってもらえないため、看板が見えにくくなる原因についても事前に確認しておきましょう。例えば、店の前が暗い通りの場合、通常の看板だと認識することができません。電飾看板などで暗くても見えるようにしておきましょう。
また、店舗が地下やビルの空中階にある場合も客が気付きにくいため、目を引く大きな看板にする必要があります。そして他の店舗の看板が周りに密集している場合は、個性的なデザインを採用して差別化を図ってください。このように、店舗が置かれた環境のマイナス面をクリアできる看板のデザインを検討することが大切です。
イメージにあった看板の作成しよう
看板の効果を最大限に高めるためには、訴えたいイメージに合ったデザインを考えることが大切です。ここからは、イメージにあった看板を作るポイントについて解説します。
ネオンで暗くても目立つ
暗くても目立つ明るい看板を作りたい場合は、電飾看板やネオンサインを取り入れるのがおすすめです。電飾看板のメリットは、目を引きやすいので集客効果が高いということです。
一方、設置方法によっては敷地の外に看板が出てしまう場合があるので注意しましょう。電飾看板にはアクリルや、テントのような生地のFFシートなどが使われます。透過性が高いアクリルは照明が少なくても明るい一方、大きい看板には使えないのがデメリットです。FFシートは透過性が低いもののコストが安く、大きな看板にも使用できます。
ネオン管を曲げて制作するネオンサインは、発色が鮮やかでレトロ感を演出できる看板です。デメリットとしては、管が割れやすく、火災や感電の恐れがあるという点が挙げられます。
コストを抑えて作りたい
コストを抑えて看板を作りたいときは、カッティングシート切り文字やインクジェットプリント、アルポリ切り文字などの使用がおすすめです。カッティングシート切り文字は塩ビシートを切り抜いて作る文字や図形のサインで、シール状なので窓に貼ることも可能です。コストが安いので気軽にデザインを変えられる一方、使える色が少ないというデメリットがあります。
インクジェットプリンターを使い、塩ビシートや布地、金属など、さまざまな素材にデザインを印刷できるのがインクジェットプリントです。デザインの作成が容易、コストが安いといったメリットがあります。ただし、経年劣化で色が落ちるので定期的に看板をメンテナンスする必要があるでしょう。
アルポリ切り文字とは、3mmまたは5mmの厚みがあるアルミ複合板を切り出して作る看板のことです。コストが安く、立体感が出るというメリットがある一方、厚みがある分デザインに制限があるのがデメリットです。
手書きでラフさや温かさがほしい
手書きの文字で看板を作れば、店のラフさや温かさを演出することができます。店の壁面などにペンキでロゴや店名を描いて看板にするのが一般的です。手書きの看板のメリットは、色あせても上からペンキを塗り直すだけで簡単にメンテナンスできるということでしょう。デメリットとしては、ペンキが塗れる下地でなければ、そもそも看板が描けないという点が挙げられます。
季節限定メニューなどのアピールなら
季節限定メニューやイベントなどを特にアピールしたいときは、懸垂幕をメインの看板と併用する方法が効果的です。懸垂幕の素材には、主に布やターポリンなどが使われます。懸垂幕はコストが安く、大きなサイズで作成できるので高い宣伝効果が得られます。気軽に扱えるため、季節ごとの交換にも適しているでしょう。ただし、建物に対して垂直に懸垂幕を設置すると、風で破れる場合があるので注意が必要です。
その他の看板
ここまでに紹介した方法以外にも、希望するイメージによって好きな看板デザインを選ぶことができます。まず、文字を立体的にしたい場合はカルプボードを切り出して作るカルプ文字の看板がおすすめです。カルプボードは耐熱性や耐水性に優れた発泡ウレタン樹脂でできており、用途に合わせてさまざまな厚みが選べます。コストが安く、色付けもしやすい一方、チープな雰囲気になりやすいのがデメリットです。
看板で店の高級感を演出したい場合は、ステンレスや真鍮などの金属を腐食させるエッジング加工を活用すると良いでしょう。加工やメンテナンスに手間はかかるものの、耐久性に優れているので長期間使用できます。自然の温もりを表現したいときは、一枚板に店名を彫り込む看板がおすすめです。ただし、劣化して割れる場合があるので注意しましょう。おしゃれなヨーロッパの雰囲気を出したい場合は、鉄を曲げて作るアイアン看板が適しています。希望するデザインによっては製作が難しい場合もありますが、外観をアンティーク調に仕立てられます。
バーの看板のデザインの種類を解説 まとめ
バーの顔となる看板は、店の雰囲気を忠実に伝えるデザインにすることが大切です。テナントごとの看板の設置条件を事前に確かめ、客の目を引くための工夫を凝らしましょう。とはいっても、希望通りのデザインの看板を自力で制作するのは困難です。
看板の制作・販売専門店サインパートナーでは、各種看板を豊富に取りそろえています。自社印刷によってコストを抑えながら、認知度向上に効果的な看板を提供しています。バーの看板を製作したい方は、サインパートナーをぜひご利用ください。
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