看板のサインパートナー > サインのノウハウ > 屋外設置の等身大パネルの選び方・ポイント
屋外設置の等身大パネルの選び方・ポイント
屋外設置の等身大パネルを選ぶときのポイントは4つあります。耐久性の高いアルミ複合板製を選ぶ、PP加工ができる、紫外線に強い業務用溶剤インクを使用している、持ち運びしやすく安定感のあるスタンドを選ぶことです。本記事で詳しく解説しています。
屋外に設置する等身大パネルを選ぶ際は、耐久性の高いアルミ複合板製のものがおすすめです。さらに表面の強度を高めるために、PP加工を施すと良いでしょう。印刷インクは紫外線による色落ち・色褪せに強い業務用溶剤インクを使用することで、多少の雨風に耐えられる等身大パネルになります。
今回は、屋外設置する等身大パネルを選ぶ際の4つのポイントや、注意点について解説します。
屋外設置の等身大パネル選びで注意したい4つのポイント
店頭用や展示会の案内用、看板としてなど、屋外に設置する等身大パネルを選ぶ際は、次の4つのポイントを押さえましょう。
1. ベース素材がアルミ複合板製である
等身大パネルを屋内に展示する場合は、安価なスチレンボード(発泡スチロール素材)やダンボールに直接印刷したもの、印刷フィルムを貼り付けたものなどでも十分です。しかし、屋外に設置する場合は、ベース素材の耐久性を考慮する必要があります。特に長期間の使用を考えているなら、強度が高く、多少の雨風にも耐えられるアルミ複合板製のものを選びましょう。穴あけ加工をして針金で留めすることもできるため、等身大パネルを屋外看板として使用したい場合にもおすすめです。
2. PP加工を施してくれる
PP(ポリプロピレン加工)とは、印刷物の表面に専用の接着剤を塗布し、ポリプロピレンフィルムを圧着させるラミネート加工の1つです。表面にツヤツヤとした光沢が出るグロスPPと上品な質感のマットPPの2種類があり、どちらも美観をアップするだけでなく、印刷面の強度がアップします。
屋外に設置する等身大パネルにはPPに加工を施し、摩擦や砂ホコリによる傷・汚れや紫外線による色褪せを防ぎましょう。
短期間の屋外設置であれば、スチレンボードのパネルにPP加工を施すケースもあります。
3. 印刷インクは色落ち・色褪せしにくいタイプを使用
屋外に長期間設置するのであれば、印刷するインクにもこだわりましょう。屋外に設置する等身大パネルは、日中は太陽光に晒されるため、紫外線による色落ちや色褪せがしやすくなります。PP加工+発色が良く紫外線に強い業務用溶剤インクで太陽光への耐久性を高めることをおすすめします。
4. 持ち運びしやすく安定したスタンド
屋外に設置する等身大パネルを選ぶ際は、持ち運びしやすく、安定感のあるスタンドかどうかも重要なポイントです。アルミ複合板の等身大パネルに使用されるスタンドの多くは、スチールスタンドと丸パイプスタンドです。
スチールスタンドは脚部分がセパレートタイプになっており、安価で持ち運びしやすいスタンドです。丸パイプスタンドはスチールスタンドよりもしっかりした作りになっており、大きいサイズのパネルの設置に向いています。
屋外に等身大パネルを設置する際の注意点
屋外に等身大パネルを設置する際の注意点としては、次の6つが挙げられます。
- スタンドはウエイト(重石)などで固定する
- 雨の日や風が強い日は屋外から撤収する
- 一日中設置しない
- 通行人の邪魔や怪我の原因にならないよう配慮して設置する
- 熱の出る器具のそばに設置しない
- 公共の規則を守って設置する
スタンドは持ち運びがしやすいよう軽い素材でできています。等身大パネルを設置する際は、ウエイト(重石)などで足場を固定し、安定性を高めましょう。
ウエイトでしっかり固定しても、突然の雨風などで等身大パネルが倒れてしまうこともあります。人通りの多い場所に設置する場合は、通行人が怪我をしないよう配慮することが大切です。
雨風の強い日は、等身大パネルを屋外に設置しないでください。また、天気の良い日であっても、一日中屋外に設置する行為は等身大パネルの劣化を早めます。店舗であれば営業時間外は屋内に撤収するなど、屋外での設置時間を決めておきましょう。
照明器具など熱が出るもののそばには等身大パネルを設置するのは避けましょう。熱によってパネル葉面にシワができたり、ソリが出る場合があります。
最後に基本的なことですが、公道にパネルを設置する際は、通行人の邪魔にならないよう、公共の規則を守って設置してください。
【まとめ】屋外設置用の等身大パネルは耐久性が重要
屋外に設置する等身大パネルを作る際は、多少の雨風をしのげる程度の耐久性や強度が重要です。アルミ複合板製のベース素材にPP加工で強度を高め、色褪せしにくい業務用溶剤インクで太陽光に強い等身大パネルにしましょう。
設置する際はウエイトでスタンドを固定して安定性を高め、通行人の邪魔や怪我の原因にならないよう、十分に配慮してください。
また、等身大パネルを1日中屋外に設置するとパネルの劣化を早めます。設置時間を決め、必要ないときは屋内に移動させましょう。
記事一覧
- 看板の種類や看板の選び方を解説
- 看板にまつわる法律は?設置時の注意点を解説
- 目立つ看板を作るには?デザインのポイントを解説
- 看板のユニバーサルデザインとは?デザインや設置のポイントを解説
- 展示会の事前準備でするべきことは?時系列順に解説!
- 看板のデザインで著作権を侵害しないためには?著作権侵害になるケース・ならないケースを解説
- 選挙運動用の看板にはルールがある?制作のポイントも解説
- 看板にQRコードを掲載しよう!メリットや活用方法を紹介
- 採用ブースに使用する主な装飾ツールと設営のポイント
- キッチンカーの始め方を知りたい方必見!開業までの流れを解説
- お店を開くにはどうすれば良い?店舗開店までの流れを10のステップで解説!
- 店舗開業にかかる費用はどのくらい?ステップごとにかかる費用を解説
- 野立て看板とは?用途や作成する際のポイントを解説
- デジタルサイネージとは?種類や仕組み、活用方法などについて解説
- 不動産業の事務所に掲示する「宅地建物取引業者票」とは?
- 太陽光発電標識とは?設置する場所やサイズ、掲載する内容について解説
- ホワイトボードの選び方とは?種類や素材、表示内容などをご紹介
- LEDテープライトの基本の使い方!注意点についても解説
- 看板の字体はどれがおすすめ?代表的な字体や字体を選ぶポイントをご紹介
- 認知度アップ・集客アップにつながる飲食店の看板の作り方を徹底解説!主な種類や製作時に知っておきたいことを徹底解説