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ペンキを使った看板の作り方とは? ペンキの種類や特徴などを紹介
看板を作る際に使用するペンキには、水性塗料を選ぶようにしましょう。ハケやローラーを用いてペンキを塗り、その後マスキングテープなどを使ってロゴやデザインを施します。自分で看板を作ってペンキを塗ることもできますが、プロに依頼すればニーズや状況に応じて手軽に看板を作ることが可能です。
看板にはさまざまな種類がありますが、中でもペンキを使用した看板は自分だけでも作ることが可能です。ペンキを使用した看板は、独特の温もりが感じられ、店舗や事務所などに飾ればアットホームな雰囲気を出すことができるでしょう。本記事では、ペンキを使った看板の作り方はもちろん、使用するペンキの種類などについてご紹介します。
看板に使うペンキには水性と油性がある
看板に使用するペンキは水性と油性のものがあります。水性のペンキは水で洗い流せるため、手についてもすぐに落とすことが可能です。一方で、油性は水に強いというメリットがありますが、一度手や洋服に付くとアルコールなどの有機溶剤を使わなければ落とせません。
水性でも屋外に設置可能
水性塗料のペンキは水で落ちるからといって、屋外に設置する看板に適していない訳ではありません。水性塗料は塗りたてであれば水で流れてしまいますが、乾燥すれば顔料と樹脂という塗料に含有された2つの成分が膜を張り、流される心配がなくなります。
油性はニオイが強い
油性塗料のペンキは、ニオイが強いことが特徴の一つです。強いシンナー臭がするため、室内の看板に使用すると、頭痛や倦怠感などの症状が出るシックハウス症候群になる恐れがあります。屋外での使用であればシックハウス症候群の心配はありませんが、独特のニオイに対して近隣から苦情が入ってしまうかもしれません。
そのため、ペンキを使用した看板を作る際は、水性塗料を選ぶことをおすすめします。
水性のペンキを使った看板の作り方
看板に水性のペンキを塗る際は、ハケかローラーを使用しましょう。どちらを使っても問題ありませんが、一般的にハケの方が初心者に向いているとされています。
ハケで塗る際は丁寧に塗料を撹拌する
ハケで水性のペンキを塗る際は、最初にハケの状態を確認しましょう。新品のハケは毛が抜けやすい傾向にあるため、そのまま塗るとムラが出てしまうかもしれません。ハケを整えるには次のような作業が有効です。
- ハケを両手で挟んでまわす
- 手でしごく
ハケを整えたら塗料を用意します。塗料は容器の中で沈殿してしまうため、綺麗に仕上げるには十分撹拌することが大切です。ハケで塗る際には、ハケを寝かせずに立てて塗るようにしましょう。ハケを寝かせて塗ってしまうと塗料が伸びづらくなってしまいます。
ローラーで塗る際は多目的用のものを選ぶ
ローラーで水性のペンキを塗る際は、多目的用のローラーを選ぶようにしましょう。ローラーは塗料を多く吸い込むため、足りなくなったらペンキを注ぎ足してください。
また、ローラーでムラなく水性のペンキを塗るためには、次のステップを意識しましょう。
- Wの文字を書くように塗料を塗る
- Wの文字を横切るようにローラーを往復させて塗料を伸ばす
- 2とは逆の方向でローラーを往復させて塗料を伸ばす
- 一定方向に整える
デザインはマスキングテープを使って施すのがおすすめ
ハケ、ローラーで下地となるペンキを塗ったら、マスキングテープを使えば手軽にロゴやデザインを施すことができます
まずはマスキングテープで看板全体を覆いましょう。その後、ドローソフトで作成したロゴやデザインをマスキングテープの上に貼り付け、ロゴやデザインにあわせてマスキングテープを切り取っていきます。マスキングテープを切り取ったら、その上から下地とは別のペンキを塗りましょう。
ペンキを塗る際は服や肌などに付かないように注意
ペンキを塗る際は、ペンキが服に付かないように注意しましょう。もし手に付いたとしても、次のようなステップを踏めば、比較的簡単にペンキ汚れを落とすことができます。
- 流水で洗い流す
- ぬるま湯に漬けおきする
- もみ洗いをする
- 洗濯機で洗う
水性塗料は肌になじみやすい
服についた水性塗料は流水で洗い流してから、ぬるま湯に漬けおいて、もみ洗い~洗濯機で洗えば簡単に落とせます。しかし肌についた水性塗料は一度こすっただけでは落ちづらいです。水性塗料は肌になじみやすいため、一度お湯で皮膚をふやかしてからスポンジでこすり落としましょう。
床や壁に飛び跳ねた水性塗料の落とし方
家の中で水性のペンキを使用して看板を制作していると、塗料が床や壁に飛び跳ねてしまう場合があります。このように床や壁に飛び散ってしまった水性塗料は、ペンキが付着したものの素材によって落とし方が異なります。
ツルツルした素材であれば、ペンキが乾く前にティッシュで拭き取りましょう。ペンキが既に乾いてしまっている場合、爪で軽くこするように落としてください。ザラザラした素材にペンキが付着した場合は、市販されている塗料はがし液ではがすのがおすすめです。
【まとめ】ペンキを使った看板を作るならプロに相談するのもおすすめ
ペンキを使用した看板は、ハケ、ローラーなどを用意すれば誰でも作ることができます。しかし、自身でペンキを塗る場合、服や手、さらには壁や床に塗料が飛び散ってしまう可能性があり、注意しながら作業しなければなりません。
汚れが気になる方やデザインが苦手な方は、プロに看板制作を依頼するのも一つの手です。看板製作の専門業者に依頼すれば、手間なく効率的に、そして美しい仕上がりの看板を制作してもらえるでしょう。
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