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畑用の看板の作り方を解説
畑に看板を設置したいときは、デザインを考えたり材料をそろえたりすることが必要です。ほとんどの材料はホームセンターなどで購入できるので、DIY未経験の方でも比較的取り組みやすいでしょう。本記事では畑用の看板の作り方や、制作する上でのポイントについてご紹介します。
関係者以外の立ち入りを禁止する、盗難の被害を抑えるなど、自分の畑を守る際におすすめなのが、畑用看板を作ることです。誰の畑なのかをアピールすることで、関係者以外の立ち入りや盗難の被害を抑えられる可能性があります。
看板制作の方法は豊富にありますが、その中でも畑の景観にぴったりな木材看板の作り方を知っておきましょう。必要な材料さえそろえれば、難しい手順はありません。
本記事では、畑用の看板の作り方やポイントについてご紹介していきます。
畑用看板の作り方
看板の素材はさまざまありますが、畑用ならナチュラルな雰囲気のある木材看板がおすすめです。木製看板を作る場合、さほど難しい工程はないためDIY初心者でもスムーズに取り組めるでしょう。ここからは畑用の看板の作り方をご紹介します。
1. 木材を用意する
まずは、看板の素材となる木材を購入しましょう。ポイントは、耐久性の高い木材を選ぶこと。畑用なら、当然ながら屋外に野ざらしとなります。雨・風・紫外線の影響を受けやすい上、季節ごとの寒暖差にも耐えなければなりません。畑に設置してすぐに壊れるような木材では困ります。
「絶対にこれ」という木材はありませんが、おすすめはヒノキ・ケヤキ・クス・スギです。
- ヒノキ:柔らかく弾力があり強靱。扱いやすいがヤニが出やすい
- ケヤキ:固く摩耗しにくい。木目がキレイで独特の風合いがある
- クス:柔らかく加工しやすい。磨くとツヤが出てキレイだが塗装ムラができやすい
- スギ:軽量で扱いやすく、入手しやすい
いずれも耐水性が高いだけでなく、級素材であるので上質で見映えのよい看板を作ることができます。「もう少し手頃なもので作りたい」という場合は、木材を寄せ集めて作られた「集成材」を使用してもよいでしょう。
2. 必要な材料をそろえる
畑用の看板を作るときの材料として、以下のものが必要です。
- 新聞紙(台の上に敷く)
- サンドペーパー
- 保護塗料
- マスキングテープ
- カッター
- スプレーのり
- 刷毛
- 塗料
- デザイン画
看板制作では塗料を使うので、空気がこもらないよう注意しましょう。屋内で作業する場合は、窓を開けたり換気扇を回したりして空気の通り道を確保してください。
またデザイン画は、パソコンなどで作成してプリントアウトすればOKです。文字の配置やデザインは、自由に決めてかまいません。
3. 保護塗料を塗る
木材にペイントする前に、保護塗料を塗布しましょう。この一手間をかけることで、塗料が木材に美しくのったり、耐久性が高まったりするメリットがあります。
「畑用」として屋外に設置するのであれば、面倒でも必ず行っておきたい工程です。2回以上、以下の手順を繰り返してください。
- 保護塗料を塗る
- 完全に乾かす
- 軽くサンドペーパーをかける
なおサンドペーパーは、表面の目の粗さ中程度のものがおすすめです。
4. マスキングテープを貼り付ける
保護塗料を塗り終えたら、全面にマスキングテープを貼り付けます。マスキングなしで作業を行うと、色を付けたくないところまで汚してしまうかもしれません。マスキングテープで全体を覆うことで、見映えのよい畑用看板が完成します。
5. 印刷したい絵や文字をカッターで切り取る
木材をマスキングテープで覆ったら、スプレーのりでデザイン画を貼り付けます。上下左右のバランスに気を付けながら、慎重にのり付けしましょう。
デザイン画を貼り付けたら、次は色を付けたい絵や文字の切り出しです。細かい部分は、焦ってカッターを動かすとゆがんだり角が取れたりすることがあります。細かい部分をカットしやすい細めのカッターで、丁寧に切り出してください。
6. 切り取った部分に色を付ける
全てのパーツの切り出しが終わったら、いよいよ塗装です。塗料の種類に決まりはありませんが、ペンキでしっかりと色を付けていくのがおすすめです。スプレー塗料は手軽な一方で、色ムラが出やすいというデメリットがあります。手間はかかっても、ペンキの方が仕上がりはキレイです。
ペンキ塗装が終わったら、マスキングテープを外します。このときのポイントは、完全に乾燥する前にマスキングテープを外すことです。ペンキが固まった状態でマスキングテープを外すと、ペンキまではがれてしまう可能性があります。塗り直しにならないよう、定期的に乾き状態を確認してマスキングテープを外すタイミングを見極めましょう。
7. 防水・防腐スプレーで仕上げる
色付けまで完成したら、防水・防腐スプレーを全体に噴霧して仕上げを行ってください。野ざらしの畑用看板には、耐久性が必要です。最後に防水・防腐処理を行うことで、退色や破損が起こりにくくなります。
畑用看板を作るときのポイント
せっかく畑に看板を設置するのなら、見栄えのよいものを制作したいもの。畑用看板を作るとき、心に留めておきたいポイントをご紹介します。
言いたいことが伝わるデザインを考える
「何を植えているのか知ってほしい」「ここの範囲には侵入しないでほしい」「自分の畑だとアピールしたい」など、畑用の看板を作りたい理由は人それぞれです。作り手の意図が伝わるよう、看板にはストレートな言葉やイラストを盛り込みましょう。
おすすめは、看板制作を行う前に周囲をリサーチすること。ほかの畑を回ったりネットで検索したりして、目立つ畑用看板のヒントを探してみてください。
自信がないならプロに依頼する方法もアリ
「看板を自作する時間がない」「質の高い看板を作りたい」という方は、畑用看板の制作をプロに依頼するのもおすすめです。おおよそのイメージを伝えれば、デザイン起こしまで対応してもらえるケースもあります。
また素材についても、木材よりも耐久性の高いアルミなどを選べる場合も。切り出しや色付けなど失敗することもなく、イメージ通りの畑用看板が完成します。
【まとめ】見栄えの良い畑用の看板を設置しよう
DIYで畑用看板を制作する場合は、木材やペンキ・保護塗料や防水・防腐スプレーなどの準備が必要です。デザインについても自分で決定し、言いたいことが伝わるテキストやイラストを考える必要があります。看板の制作自体は比較的簡単ですが、時間と手間がかかることは認識しておきましょう。
手間をかけずにスピーディに畑用の看板を作りたい場合は、プロに依頼するのがおすすめです。デザインの提案を受けられるほか、耐久性の高い素材を選ぶことができます。
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