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自分で看板製作!簡単な自作方法を解説
看板は自作が可能ですが、慣れていないと何から手を付ければいいのか迷ってしまいます。簡単な看板製作の方法を知ってオリジナルの看板を作りましょう。本記事ではDIY初心者でもできる看板の作り方と、自作看板の注意点をわかりやすく解説します。
シンプルな造りの看板は自作が可能です。しかし、思い描いたイメージどおりの看板製作をするには、作り方を知っておく必要があります。
本記事では簡単に製作できる看板の作り方と注意点を解説します。
自作しやすい看板の種類
看板にはさまざまな種類がありますが、自作に適した作りやすいタイプは、平看板とスタンド看板です。まずはそれぞれの特徴を知っておきましょう。
平看板
平看板は板状の看板です。街中でも頻繁に見かけるタイプで、壁やフェンスに設置されている大型タイプからお店の店頭に吊り下げられている小型のものまで、多種多様に存在します。
板にデザインをプリントするだけのシンプルな造りであるため、自作しやすい看板です。アクリル板やアルミ複合版、木材などのいろいろな素材を板材として使えるので、個性も出しやすいです。
スタンド看板
スタンド看板は自立する看板で、お店のメニューの提示でよく使われています。路面に置かれていることが多いですが、ミニサイズを作れば卓上の可愛いスタンド看板としても使えます。
両面が看板になったA型タイプか、イーゼルを使ってパネルや黒板を飾るイーゼル型が自作しやすいです。
A型は工作が必要なため、手軽なスタンド看板を作りたい場合はイーゼル型がおすすめです。
看板製作の手順
簡単に看板製作できる平看板の作り方を解説します。スタンド看板のデザイン部分にも応用できるため、基本の作り方としてぜひ活用してみてください。
1. デザインを決める
まずはどのような看板にしたいかデザインを決めましょう。看板は使う材料の種類や、デザインの描き方によって印象が大きく変わります。目指す方向性を定めてから、以下のポイントをまとめておきましょう。
- 看板に描きたい内容
- 看板のサイズ
- 看板の形
- どの手法で描くか(スプレー・手描き・印刷など)
- 使う材料(木材・アルミ複合板・アクリル板など)
2. 板材にデザインを描く
デザインが決まったら、必要な材料を準備して実際に描いていきます。木板に直接ペンキで描く場合は特別な準備は必要ありません。思い切ってペイントしましょう。
アクリル板やアルミ複合版に描きたい場合は、以下の手順で進めます。
サイズを合わせたデザインを用意する
実際に看板に使うサイズに合わせたデザインをプリントした紙を用意します。手描きでも問題ありません。
準備ができたら、紙から文字やイラストを1つずつ切り抜いていきます。これらがそのまま看板に描かれる形になります。キレイに切り抜きましょう。
マスキングテープを貼る
まずは板材のデザインを描く面を、隙間なくマスキングテープで覆います。少しでも隙間があると失敗するため、マスキングテープは少しずつ重ねて貼るとよいでしょう。
マスキングテープを貼り終えたら、その上に切り抜いたデザインを配置していきます。作業の途中でずれないように、デザインもしっかりと貼り付けてください。
デザインの紙に合わせて切り抜く
貼り付けたデザインの紙に沿って、マスキングテープを切り抜いていきます。デザインが複雑だと細かい作業が要求されるため、文字や記号に絞った方が作りやすいです。
切り抜きが終わったら、デザインの紙とマスキングテープを剥がしていきます。板材が露出しているのは、着色したい部分だけになっていることを確認しましょう。
誤った部分まで切り抜いていた場合は、再度マスキングテープを貼れば修正できます。
スプレーで着色する
板材の素材に合わせたスプレーで着色していきます。切り抜いた形状よりも少しはみ出させて着色すると、キレイな形に描けます。
1回の吹き付けでは色ムラができやすいです。気になる場合は、1時間ほど乾燥させてから2回目の着色をするとより本格的な仕上がりになります。
着色が終わったら1日ほど放置して完全に乾燥させましょう。
保護用のスプレーをする
スプレーが乾燥しきったら、マスキングテープをすべて剥がします。細かい部分まで完璧に剥がしましょう。
マスキングテープを剥がし終えたら、全面に保護用のスプレーを吹き付けます。透明のラッカースプレーが一般的ですが、艶消しができるものや傷に強くなる樹脂系スプレーなどもあります。
看板製作をする際の注意点
自作看板は他にはないデザインで目を引きやすいです。しかし、手作りならではの注意点もあります。看板製作をする際は、以下の点を意識しましょう。
手作り感が出やすい
自作看板はパソコンによるデザインを使った場合でも、手作り感が出やすいです。個性や温かさは出しやすいですが、高級感は出しにくいです。
使う場所の雰囲気や格式を考えて、自作か業者に依頼するか決めるようにしましょう。
強度と安定性に注意が必要
使う材料にもよりますが、自作看板はどうしても強度と安定性に不安があります。特にスタンド型は倒れてしまったり、風で動いてしまったりする恐れがあります。
使う場所と設置方法を検討し、危険がないよう使用しましょう。
屋外で使う場合は劣化が早い
耐久性を高めるスプレーを使った場合でも、屋外で風雨に晒されると自作看板の劣化は早いです。木材を使った場合は割れることや、カビが生える恐れもあります。
長期間屋外で使うことを想定する場合は、業者に依頼した方が安心です。
【まとめ】複雑な看板や強度が必要な場合は業者に依頼しよう
自作看板はオリジナリティがあり目立ちやすく、看板製作の過程も楽しめます。ナチュラルテイストなデザインにしたい場合や、屋内で使う場合はぜひチャレンジしてみましょう。イベントやインテリア用に作るのもおすすめです。
一方で複雑なデザインにしたいときや、高級感や強度が必要な場合は自作だと難しい部分があります。看板に求めるクオリティや耐久性に応じて、自作と業者を使い分けましょう。
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