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現場シートの選び方とは?作成時に考えるポイントや注意点を解説
現場シートとは、建築現場の足場に取り付ける養生シートに自社のロゴなどをデザインしたものの通称です。建築現場の近隣に向けた広告としても使われており、生地やサイズ、加工方法などさまざまなものがあります。現場シートをつくるとなると、多くの選択肢があるため、どのように選べば良いのかわからない方も多いでしょう。
この記事では現場シートの選び方を解説します。現場シート作成時に検討したいポイントや注意点も合わせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
現場シートとは?
現場シートとは、建築業やリフォーム業、不動産業などの広告に活用される養生シートのことです。建築現場の足場に掲げる広告幕として使うこともあり、自社の広告をプリントして掲げることで、近隣への広告効果が期待できます。現場シートの呼び方はさまざまで、以下のような例が挙げられます。
【現場シートの呼び方の例】
- 建築シート
- 足場シート
- 養生幕
- イメージシート
- PRシート
- 広告シート
- 養生シート
- 看板シート
これらは基本的には同じものを指しており、内容としては本記事で取り上げる現場シートと変わりありません。
現場シートの選び方
現場シートを選ぶ際には生地やサイズ、加工方法、デザインなどを考え、適切なものを選ぶ必要があります。ここでは、詳しい選び方を解説します。
生地
現場シートの生地は大きく以下の2つに分類されます。
- ターポリン
- メッシュターポリン
ターポリンとは、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維を塩ビ樹脂で挟み込んだ生地のことです。雨や風に対する耐久性が高く使いやすい素材なので、通常であればターポリンがおすすめです。光沢があるため、印刷が鮮やかで写真もきれいに印刷できます。
一方メッシュターポリンは、ターポリンに小さな穴が空けられたメッシュ状の生地を指します。メッシュ状になっていることで風の抵抗を受けにくく、風の強い高所の設置に向いている生地です。
サイズ
現場シートのサイズは規定サイズの中から選ぶ方法と、オリジナルでサイズ指定する方法があります。一般的に現場の足場は、900mm・1200mm・1500mm・1800mm幅が多いため、現場シートに採用されるのもこれらの幅です。
足場2枠分に相当する、1800×3600mmサイズが人気ですが、他にも以下のようなサイズがあります。
【900mm幅】
- 900×1800mm
- 900×3600mm ※人気のサイズ
- 900×4500mm
- 900×5400mm
- 900×7200mm
【1200mm幅】
- 1200×1800mm
- 1200×3600mm ※人気のサイズ
- 1200×4500mm
- 1200×5400mm
- 1200×7200mm
【1500mm幅】
- 1500×1800mm
- 1500×3600mm ※人気のサイズ
- 1500×4500mm
- 1500×5400mm
- 1500×7200mm
【1800mm幅】
- 1800×1800mm
- 1800×3600mm ※人気のサイズ
- 1800×4500mm
- 1800×5400mm
- 1800×7200mm
加工方法
現場シートの縫製は、一般的にはロープ縫込み縫製です。強度が強く破れにくい特徴があるため、現場シートに向いています。
またハトメ加工の有無も選べます。ハトメ加工とは、生地にロープや紐を通すための補強金具を取り付ける加工のことです。基本的には標準仕様になっているケースが多いものの、実際に取り付ける際に必要となるハトメ紐は、別途費用がかかるケースが多いです。
さらには設置現場の特性に合わせて、防炎加工の必要性も確認しておきましょう。
デザイン
現場シートのデザインは、会社名や自社のロゴマークなどを入れたり、イラストや写真、キャッチコピーなどを入れたりすることが多いでしょう。何をアピールしたいのかを明確にした上で、それに合わせて記載する情報を検討することが大切です。
デザインのデータは自分たちでillustratorかExcelで作成し、入稿するのがスタンダードです依頼する業者によっては、デザイナーへ依頼できる場合もあるため、自社にデザインのノウハウがない場合やプロの技術を採用したい場合などに活用すると良いでしょう。なおデザインの依頼は別途デザイン作成料がかかるケースがほとんどのため、費用の確認が必要です。
現場シート作成時の注意点
現場シートを作成する際に注意したいポイントを解説します。
色が正しく伝わるようにする
基本的にはデータで送った通りの色が印刷されますが、出力機によっては色の出方が異なります。パソコンの画面で見ているカラーと出力されるカラーは、見え方が異なることもあるため注意が必要です。
特に、企業のコーポレートロゴなどのように色が明確に決まっているものは、デザイン入稿時に気を付けなければなりません。色を確実に指定したいがある場合には、色番号を伝えると良いでしょう。色指示や色見本を付ける、指定した色で仕上がるか試し刷りをするなど、指示とチェックをしっかり行うことも大切です。
シートの四方は縫い目とハトメがかかる
現場シートの四方4~5cm程度には、縫い目やハトメがかかります。縫い目やハトメがかかる部分にデザインされたものは、見えづらくなる可能性があるため注意しましょう。この部分にコーポレートロゴやキャッチコピーを配置せざるを得ない場合は、縫い目の分だけずらすなど、最終的な仕上がりを想定してデザインの微調整をしましょう。
まとめ
現場シートとは建設現場の足場に取り付ける広告幕の通称です。選ぶ際は、生地やサイズ、加工方法などを比較して設置場所にあったものを採用しましょう。デザインも重要なので、自社でデザインできない場合やより専門的なプロに任せたい場合などは、一から作ってくれる業者を探すのも一つの手です。
サインパートナーでは、現場シートの通信販売を行っております。丈夫な素材で豊富なサイズを取り揃えている他、オリジナルサイズでのご依頼も可能です。ロゴトレースや画像修正も承っているので、現場シートの発注をお考えの際は、ぜひご利用ください。
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